ネタバレなし 東野圭吾 聖女の救済(ガリレオシリーズ)

東野圭吾

はじめまして、かがやくさくらです。

このブログでは

すでにその本を読んだ方はもちろん、まだその本を読んでいない方・読もうかどうか考え中の方などにも楽しんでいただきたいので、

あらすじはできるだけ最小限に、

感想においてはネタバレを避け、心が動いたポイントやおすすめの点などを上げていこうと思っています。

完全に私的な感想になると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです♪

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東野圭吾 聖女の救済 あらすじ

男が自宅で殺害された。

彼から一方的に離婚を切り出されていた妻にはアリバイがあり、捜査は難航する。

事件について、草薙刑事とはまた違う意見を持った内海刑事は、ガリレオこと湯川に協力を依頼するのだが・・・

ガリレオシリーズ第五弾、長編としては二作目である今作。

果たしてこの事件のトリックとは。

ネタバレなし 感想と考察

〇草薙刑事と内海刑事

前作『ガリレオの苦悩』で初登場を果たした内海刑事

彼女は、ガリレオシリーズには今までになかった女性ならではの価値観や直感、そして頑固さやまっすぐなところがある、とても魅力的な刑事さんです。

今回の事件では、内海刑事の慧眼にいい意味でゾワッとさせられるシーンがありました。

そんな内海刑事と先輩である草薙刑事

今回の二人は意見や考え方の方向性こそ違いますが、それぞれのやり方で捜査をして行くんですね。

それぞれが刑事としての信念、人としての思いがあり、その軸はぶれない。

その様子には心を打たれますし、とても読みごたえがありました。

〇湯川の人間らしさ

シリーズ第三弾の『容疑者Xの献身』以降、湯川の人間らしさが書かれているのが嬉しいところです。

それを経て今があるんだなと感じさせてくれるので、よりガリレオシリーズに思い入れが強くなるところもあるのかなと思ったりもしますね。

シリーズ第一弾・二弾の『探偵ガリレオ』『予知夢』では無機質に感じられた湯川ですが、その人間らしさがよりシリーズを魅力的に見せてくれます。

今作では草薙を思う気持ちと共に相変わらずの観察力も見せてくれていて、この難題に対し苦悩もしている湯川です。

〇衝撃的なトリックと、その立証方法

そして今作では、何よりもトリックに度肝を抜かれました。

一度読んだら絶対に忘れられません。

そのトリックがなぜ、どのように立証できたのか。

そこもとても面白い、おすすめポイントです。

ですがそれだけではなく、人間の内面や言動がそう単純ではないことも描かれているので

今作は私とって、ガリレオシリーズの中でも一番のお気に入り・今のところ不動の一位である作品です。

個人的 五つ星評価

湯川の人間らしさに嬉しくなる度 MAX

トリックの衝撃度        MAX

人間ドラマとしての完成度    MAX

シリーズの中でのおすすめ度   MAX  

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