はじめまして、かがやくさくらです。
このブログでは
すでにその本を読んだ方はもちろん、まだその本を読んでいない方・読もうかどうか考え中の方などにも楽しんでいただきたいので、
あらすじはできるだけ最小限に、
感想においてはネタバレを避け、心が動いたポイントやおすすめの点などを上げていこうと思っています。
完全に私的な感想になると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです♪
【五十嵐貴久 リハーサル あらすじ】
花山病院副院長・大矢は、オペでのミスを新任看護師のリカに指摘され、あろうことかそれを隠蔽。
以降、リカからの異様なつきまといに悩まされることになる。
一方で院内では、婦長の転落事件から始まり数々の事故や事件が起こり・・・
リカシリーズ第四弾。
【ネタバレなし 感想と考察】
〇リカシリーズ第四弾作品。
本書はリカシリーズ四作目になりますが、時系列順では『リカ』より前、『リバース』よりも後のお話になります。
出版順では
『リカ』『リターン』『リバース』『リハーサル』『リメンバー』『リフレイン』『リセット』『リベンジ』
時系列では
『リバース』『リセット』『リフレイン』『リハーサル』『リカ』『リターン』『リベンジ』『リメンバー』
となっているんですね。
〇やっぱり怖かった「リカ」
そして、やっぱり怖い。
リカは怖い。
話がまったくと言っていいほど通じなかったり、こちらから見れば心情も行動も唐突でぶっ飛んでいるんですが
どれだけ言葉を尽くしても、リカの本当の恐ろしさは本書を含む本シリーズを読まないことには絶対に伝わらないのがもどかしいところです。
こんなん表現できません。汗
でもリカの中では何もおかしいことではなくて、むしろ当たり前のこと。
こんなん出会ってしまってロックオンされたら終わりやん・・・
結局そこに行きついて絶望するんですよね。
ですが。
自分は当然「こちら側」だと思っていても、そうではないかもしれない。
ここまでは行かなくても、誰でもリカの「ように」なってしまう可能性はあるのではないか。
本シリーズを読んでいると、そんな気持ちがうっすら出てきてしまうのも、また怖いところです。
〇社会に属しているリカ
本書は第一弾『リカ』よりも三年も前のお話です。
言うまでもなくその『リカ』は強烈で最凶だったのですが・・・
ある意味本書は『リカ』よりも怖いんです。
あの『リカ』よりですよ!?
『リカ』ではひたすら得体のしれない女だったリカが、普通に面接を受け働いていて、社会に属しているんです。
たくさんの人々と関りを持っていて、そこは普通なんです。
でも、リカはリカ。
だからこそ、やることや思考がより濃く濃く見えて怖かったのかもしれません。
働いてるやんリカ・・・
いやもう、でもやっぱり「リカ」やん・・・
っていう。
本書を読了した後なら
そりゃ『リカ』でやったことぐらい平気でするやんな!(恐ろしい)
って思います。
本来なら「ことぐらい」なんて言葉で表記するべきことではないのに、こんな風になってしまうなんて・・・
麻痺してきているのかもしれませんね。汗
そしてさらに怖いのが、この『リハーサル』というタイトルです。
その意味を考えると、これがまた・・・
信じられない程の恐怖で鳥肌が立つんです。
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2022年9月時点で、
シリーズは『リメンバー』『リフレイン』『リセット』と続いています。
今後もまた、ブログに上げていきますね。
【個人的 五つ星評価】
恐怖と衝撃度 MAX
他人事ではない度 MAX
シリーズの中でのおすすめ度 MAX
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