はじめまして、かがやくさくらです。
このブログでは
すでにその本を読んだ方はもちろん、まだその本を読んでいない方・読もうかどうか考え中の方などにも楽しんでいただきたいので、
あらすじはできるだけ最小限に、
感想においてはネタバレを避け、心が動いたポイントやおすすめの点などを上げていこうと思っています。
完全に私的な感想になると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです♪
【東野圭吾 卒業 あらすじ】
卒業を控えた大学4年生の秋。
親友を亡くした相原沙都子は、友人らと共にその真相を探るべく動き出した。
鍵のかかった部屋での死は自殺だったのか、他殺だったのか。
親友の抱えていた秘密とは。
そしてそんな中、第二の事件が起こる。
加賀恭一郎シリーズ第一弾。
【ネタバレなし 感想と考察】
〇若き日の加賀恭一郎
加賀恭一郎初登場の本書は、加賀の大学時代・卒業を間近に控えた頃のお話ということで
とても爽やかなものを感じます。
青春というか・・・
また、「加賀恭一郎シリーズ」はここから始まったんだなと思うと、感慨深いものがあります。
そして、シリーズでずっと語られてきた加賀の両親のエピソードは、ここからすでに始まっているんですね。
事件自体は淡々と進んでいく印象で、一作目ということもあってか他の「加賀恭一郎シリーズ」と比べると加賀の活躍は控えめです。
また、卒業を控えた時期、20代前半の頃のお話なので
当たり前なんですが、加賀を含め登場人物が若い!
私が年を取ったからか、汗
年齢だけでなく思考においても、みんな若いなぁと端々で感じながら読み進めました。
やっぱりこれは青春ですね。
〇「雪月花之式」について
沙都子たちが行ったこの雪月花之式については、茶道を知らないため理解するのに少し苦労しました。
東野圭吾さんはとても丁寧に図で解説してくださっているのですが・・・
これがなかなか難しくて。汗
ものすごく頭を使ったなぁという、妙な達成感もありました。
ですが私のように茶道を知らない者でもじっくり読めば理解することができたので、ここはそこまで心配ないかと思います。
それにしても東野圭吾さんは博識な方ですね~!
数多くの作品を世に出されている東野圭吾さんですが、そのテーマの幅広さには本当に驚かされます。
〇加賀恭一郎シリーズ
そして本書は
加賀恭一郎初登場作
ということで、シリーズファンとしてはやはり特別な作品です。
シリーズはもちろん、それぞれ単体で読んでも十分楽しめますが、やはり最初から順番に読まれる方が
加賀恭一郎がどのようにして生きてきたのか
等がよくわかり、より重みも深みも増します。
そしてすべて読了した後にまた本書を読むと、またさらに楽しめたりするんですね。
楽しみ方はたくさんあって、もう無限です。笑
【個人的 五つ星評価】
加賀初登場に嬉しくなる度 MAX
若き日の加賀、青春が眩しい度 ★★★★★
シリーズの中でのおすすめ度 ★★★★☆
価格:759円 |
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