ネタバレなし 誉田哲也 シンメトリー(姫川玲子シリーズ)

誉田哲也

はじめまして、かがやくさくらです。

このブログでは

すでにその本を読んだ方はもちろん、まだその本を読んでいない方・読もうかどうか考え中の方などにも楽しんでいただきたいので、

あらすじはできるだけ最小限に、

感想においてはネタバレを避け、心が動いたポイントやおすすめの点などを上げていこうと思っています。

完全に私的な感想になると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです♪

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【誉田哲也 シンメトリー 概要】

飲酒運転の車が踏切内に侵入したことが原因で起こった、列車事故。

危険運転致死傷罪はまだなく、百人超の死亡者が出たにもかかわらず、運転していた男の刑期はわずか5年だった。

顔見知りだった女子高生の死を目の当たりにし、自身も右腕を失った元駅員は、復讐を心に誓う(「シンメトリー」)。

警視庁捜査一課刑事・姫川玲子シリーズ、第三弾。

全部で7編からなる初めての短編集。

【ネタバレなし 感想と考察】

〇姫川玲子シリーズ初めての短編集。

短編集ということもあり、本書はテンポもよく読みやすい作品となっています。

同じ姫川玲子シリーズ第一弾『ストロベリーナイト』第二弾『ソウルケイジ』と比べると、全体的にあっさりとした印象です。

強く、覚悟を持って戦っている玲子はとてもカッコいい。

ですが本書では、そんな玲子の可愛らしさも見られて嬉しくなります。

また、今泉係長と出会った頃の玲子が描かれていたり、

姫川玲子シリーズでこんなテイストのお話が読めるとは!

と驚く短編もあり、楽しめました。

そして、目次がタイトル通り

シンメトリー(左右対称)

になっているのにはいい意味でゾッとしますね。

誉田哲也さん、すごいです・・・!

〇各話について。

とはいえ、玲子の強さも顕在です。

やはり私は強い玲子が好きなので、中でも

とある人物との対峙シーンに痺れた「過ぎた正義」

玲子の人としての軸がカッコ良く、読んでいてスカッとした「右では殴らない」

が特にお気に入り。

そして、各話の私的評価は以下の通りです。

東京      ★★★★☆

過ぎた正義   ★★★★★

右では殴らない ★★★★★

シンメトリー  ★★★★☆

左だけ見た場合 ★★★★☆

悪しき実    ★★★☆☆

手紙      ★★★☆☆

【個人的 五つ星評価】

テンポがよく読みやすい度   ★★★★★

玲子の様々な顔が見られる度  ★★★★★

シリーズの中でのおすすめ度  ★★★★☆

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