ネタバレなし 湊かなえ 告白

湊かなえ

はじめまして、かがやくさくらです。

このブログでは

すでにその本を読んだ方はもちろん、まだその本を読んでいない方・読もうかどうか考え中の方などにも楽しんでいただきたいので、

あらすじはできるだけ最小限に、

感想においてはネタバレを避け、心が動いたポイントやおすすめの点などを上げていこうと思っています。

完全に私的な感想になると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです♪

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湊かなえ 告白 あらすじ

校内で娘を亡くした女性教師。

物語は、この女性教師が終業式のホームルームで生徒たちに語りだす章から始まる。

「クラスメート」「犯人」「犯人の家族」

章が変わるごとにそれぞれの目線で語られる、『真実』とは。

ネタバレなし 感想と考察

〇これがデビュー作という衝撃

湊かなえさんの作品を読んだのは、この「告白」が最初でした。

この衝撃たるや…!

一発でファンになってしまいました。

以降湊かなえさんの作品は全て読んでいます。

湊かなえさんの書く一人称の文章は、私の中では

「読みやすい作品」

「読みにくい作品」

がはっきり分かれます。

本書は初めて読んだ湊かなえさん作品ということで、

文体が珍しく、最初は読みにくいかなとも思いましたが、予想に反してさくさく読めました。

続きが気になって仕方がないです…!

〇それぞれの視点で語られる、それぞれの真実

本書は章が変わるごとに語り手も変わり、それぞれの真実を語ります。

同じ物事でも、視点が変わるとこうも違って見えるのか

と、驚きました。

それでも、

事実はひとつ

結果はひとつ

なのに、それに対する感じ方も、また人それぞれなんですね。

「普通」ってなんなんでしょうか。

そもそも、そんなものはないんでしょうか。

立ち位置・環境によって、そんなものは簡単に変わってしまうんですね。

ものすごく歪んでいるように見える登場人物も、言い分もあり綺麗な部分もある。

いろいろな目線で書かれているので、誰により感情移入できるかで感想も変わってくるんだなと思います。

〇最後の展開

どの登場人物にも、少しは「なるほど」と思えたり、いろいろ感じる部分はあります。

それでも私はどうしても、ある母親」に一番感情移入せずにはいられませんでした。

これは何度読んでも変わりません。

最後の展開は本当に賛否両論あるようですが、

私はそのせいで、この展開に関してはおおいに「賛成派」です。

【総評】

とりあえず本当に衝撃度がスゴイ。

私は人間の内面を書いた小説がとても好きなので、これからも何度も読み返すと思います。

いわゆるイヤミスが好きな方に、特におすすめの作品です。

個人的 五つ星評価

湊かなえさん作品の中でのイヤミス度 MAX

衝撃度    MAX    

     

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感想(21件)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

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