はじめまして、かがやくさくらです。
このブログでは
すでにその本を読んだ方はもちろん、まだその本を読んでいない方・読もうかどうか考え中の方などにも楽しんでいただきたいので、
あらすじはできるだけ最小限に、
感想においてはネタバレを避け、心が動いたポイントやおすすめの点などを上げていこうと思っています。
完全に私的な感想になると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです♪
【藤崎翔 お隣さんが殺し屋さん あらすじ】
専門学校入学のため、田舎から上京した美菜。
隣人に挨拶しに行ったところ、そのお隣さん・雄也はどこか陰のある長身の青年だった。
雄也に好意を抱く美菜だが、雄也は美菜にあるものを見られてしまい動揺する。
それは、ある「仕事」に使った銃弾だった。
さらに雄也の次の仕事場は、美菜が通う専門学校で・・・
純朴女子学生と危険な殺し屋が交錯する、ユーモアミステリー。
【ネタバレなし 感想と考察】
〇ネタバレなしで書くのは。
本書は私にとって、4冊目の藤崎翔さん作品です。
そして毎回思うことなんですが・・・
藤崎翔さんの作品は、ネタバレなしで感想を書くのが本当に難しい・・・!
すでに読まれた方とめっちゃ語り合いたくなるんですよね~。
でも、書きたい。
ということで今回は、ネタバレを避けるためにコンパクトに書かせていただきます。
〇藤崎翔さんの文章の楽しさ。
本書は基本、コメディータッチでお話が進んでいきます。
が!
「殺し屋さん」とタイトルにある通り、時々ハードなサスペンスタッチな部分もあり、その緩急でどんどん読み進めていけました。
やっぱり、藤崎翔さんの文章は読みやすいですね~。
そしてユーモアセンスも好きやなぁ。
主人公・美菜のターン、学校生活や友人たちのとの女子トークは特に、自然にその映像や景色が浮かんできて微笑ましくて楽しかったです。
と思ってたら、ハードなターンに来て
あ、そうや。そうやった。
とタイトルを思い出す。の繰り返し。これもまた楽しい。
あっという間に終盤まで行ってしまいました。
〇そして、ラストへ。
そしてやっぱり藤崎翔さん。
終盤の「ある展開」には、頭がボンッとなりました(小爆発)ー!汗
読み進めていく中で、
こうかな?あぁかな?
なんてひたすらいろいろと考えてはいたんですが、
あかん今回もまったく見抜けんかった。
まさかこんな展開やとは夢にも思わんかった。
衝撃。
しばらくはそこで止まって、ページを戻って読み直してみたりして。
すんごいワクワクしました・・・!
藤崎翔さんの手のひらでゴロンゴロン転がされた感じが心地よかったです。笑
また、その後の怒涛の伏線回収もお見事!
こんなに全部がうまく繋がるもんですか!?
特に「ある部分」に関してはその仕掛けが秀逸すぎて、ここもまたページを戻って確認して
うわぁ
となってしまいましたよね。声出た。汗
記憶を消してもう一回読みたい。
というよりは、この記憶のまま読み直したくなる一冊です。
【個人的 五つ星評価】
緩急が心地いい度 MAX
終盤の衝撃度 MAX
藤崎翔さんの手のひらでゴロンされる度 MAX
価格:836円 |
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