はじめまして、かがやくさくらです。
このブログでは
すでにその本を読んだ方はもちろん、まだその本を読んでいない方・読もうかどうか考え中の方などにも楽しんでいただきたいので、
あらすじはできるだけ最小限に、
感想においてはネタバレを避け、心が動いたポイントやおすすめの点などを上げていこうと思っています。
完全に私的な感想になると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです♪
【藤崎翔 逆転美人 あらすじ】
美人に生まれたことは罪なのか。
その美貌のせいで幼少期から何度もいじめや犯罪の被害にあってきた、シングルマザーの香織（仮名）。
娘の学校の教師にまで襲われ、その事件が大々的に報道されたことをきっかけに、手記『逆転美人』を出版したのだが・・・
それは、社会を震撼させる大事件の幕開けだった。
果たして、『逆転美人』の本当の意味とは。
【ネタバレなし 感想と考察】
〇初・藤崎翔さん作品
Twitterで話題になっていた本書。
お名前は以前から拝見し、気になっていた作家さんだったので、書店で平積みされているのを発見して迷わず購入しました。
初・藤崎翔さんです。
伝説級のトリック
こう書かれていたらめちゃくちゃ惹かれますよね～！
お話は、香織（仮名）の手記という形で進んでいきます。
香織は生まれながらの美人。
その美貌のせいでとんでもない苦労をし、壮絶とも言える人生を歩んできました。
この手記、本当に興味深くて面白くて、続きが気になるから読むのがやめられなくて・・・！
途中で「伝説級のトリック」のことは忘れてしまってたんですよね。
この手記がもう読み応え十分で。
美人が得とは限らない
とか
容姿を貶すことだけじゃなくて、褒めることも差別になってしまうんや
とか
いろいろ気付きもありました。
〇紙の本でしかできない仕掛けとは
紙の本でしかできない驚きの仕掛け。
帯に書かれているもう一つの文言です。
どういうこと！？
って思いますよね。
なので読む前は少しだけ考えてみたんですが、いかんせん私の引き出しが少なすぎてなんにも思いつかない・・・汗
そもそも私は
見破ってやろう！
と気合を入れて読むタイプの読者ではなく、流れに身を任せて読むタイプなので
今回もいつも通りに読み進めていきました。
手記には香織の幼少期からが書かれているので、その中に出てくる流行り物、ドラマ、音楽等々は懐かしのものばかりで・・・
ノスタルジーを感じてジーンと来たり、ちょっと笑けてしまったり、それもすごく楽しい。
また、少し違和感があった場所が数か所だけあったんですが、伝説級のトリックを見破ることはまっっっったくできませんでした！
でもその方が楽しいんですよね～。
〇すごい本を読んだ
そして肝心の
紙の本でしかできない仕掛け。
これは本当に衝撃でした！
こんなん、予想できる人います！！？？
もうそこまで到達した時は高揚感が抑えられなくて、ものすごい確認してしまいましたよね。
なぜそうしたのか。
なぜこの方法でなくてはならなかったのか。
というのも、説得力があって納得ができる。
これはすごいです。
すごい本を読んだ。
すごい本を読みました。
こんなお話を思いつく藤崎翔さんはものすごいですし、また、それを形にしてくださったことにもとんでもない衝撃と感謝を感じます。
一回読んだらこのトリックと仕掛けは忘れらへんやろうな・・・
記憶を消してもう一回読みたいな・・・
と思う反面、
わかった状態で再度読むのも絶対に楽しいな
っていう、ワクワクする気持ちもあるんですよね。
結果、楽しい。
そして、藤崎翔さんの作品にはまだまだ読みたいものがたくさんあるので、そちらも楽しみです。
【個人的 五つ星評価】
帯の謳い文句通りの衝撃度 MAX
高揚感が抑えられない度 MAX
藤崎翔さんにハマった度 MAX
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価格:836円 |
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